ワンちゃんが心臓病にならないための予防方法
こんにちは、たまちゃんです。
かわいい愛犬の寝顔
ずっと健康で元気でいて欲しいですよね!
犬にとって心臓病は、決して珍しい病気ではないそうです。
特に中年齢以降の犬によく見られます。
心臓は酸素や栄養素を全身に運ぶ血液を送り出している臓器であるため、心臓病にかかるとさまざまな障害を引き起こします。
食生活などの普段の生活環境、毎日の積み重ねが重要になってきますので注意が必要ですね。
犬によくみられる心臓病のタイプ
犬にみられる主な2つのタイプの心臓病は、慢性の心臓弁膜症(心内膜症)と心筋症です。
心臓弁膜症
心臓弁膜症は、心臓にある4つの弁のうちのひとつまたは2つ以上が何らかの原因で機能障害を起こす疾患です。
心臓の弁に欠陥が生じるために、血液を送り出す能力が落ちてしまいます。
この病気は初期の段階で心雑音が出てくるので、獣医師はそれによって発見できるそうです。
症状が進むと、心臓病の三大特徴である咳、運動不耐性、失神のいずれかが現れはじめ、その後、呼吸困難、腹部膨大などの症状が出てくるようになります。
一般にオスはメスよりもこの病気にかかりやすいといわれていて早い場合は2~3歳で慢性弁膜症にかかることもあり、通常は5~6歳ぐらいから発症します。
犬では10歳以上の3頭に一頭は心臓病の症状がみられると言われています。
ミニチュア・プードル、チワワ、コッカー・スパニエル、キャバリアなどの小型犬に多くみられます。
心筋症
心筋症(しんきんしょう)は、心臓の筋肉が弱くなるために、血液を送り出す能力が落ちてしまう病気です。
心臓が体内の組織に必要な酸素や栄養素を供給するための十分な血液量を送り出せなくなると、心不全などの重大な病気に発展してしまいます。
ボクサー、セント・バーナード、ドーベルマン、グレート・デン、アイリッシュ・ウルフハウンドなどの大型犬に多くみられます。
中型犬ではアメリカン・コッカー・スパニエルなどのスパニエル種で発症しやすいことが知られています。
なぜ、犬は心臓病になるのでしょうか?
はっきりとした原因はまだわかっていないそうです。
古くは肥満、食事・高塩分食などがこの心臓病の原因と言われていましたが、現在はこれらは原因ではないことが判っています。
専門家たちはこれらの病気は遺伝するだろうと思っていて、異常な遺伝子を発見しようと世界中の研究者が懸命になって調べてきましたが、残念ですが遺伝子異常は未だに確認されていないそうです。
原因不明なため、効果的な予防対策をたてることができませんので、早期発見、早期治療が重要になりますね。
犬の心臓病の症状
では心臓病の症状はどんなものなのでしょう?
心臓病の一般的な症状として咳がでる、咳が続く、呼吸が苦しそう、失神した、運動・散歩に行きたがらない、元気がなく大好きなおやつも食べない、すごく痩せてきたなどの症状を生じると言われています。
普段元気に遊んでたワンちゃんが、散歩を嫌がったり運度後に息が上がって、つらそうな状態、更にオヤツもご飯もパクパク食べてたのが食べないようになって食欲不振が続くようであれば病気のサインで心臓病の疑いも!
いつもと様子がちがうな~元気が近頃ないな、ワンちゃんは話すことができないので気になったら早めにドクターに相談受診してくださいね。
肥満は心臓病にとって危険です!予防方法は?
肥満予防
肥満は心臓に負担をかけてワンちゃんに苦しい思いをさせるので注意が必要です。
栄養バランスの良い食事をとり、適切な運動を行って、健康な体づくりをすることが予防の基本です。
これは人間も一緒ですね!
悪い習慣は中々直せないんですよね、欲望に負けて人間は(汗)
ワンちゃんに苦しい思いをさせないように気をつけてあげましょう。
ワンちゃんの運動ですが、激しい運動や必要以上の運動は、心臓に大きな負担をかけますので避けるようにしましょう。激しく興奮して吠えたりすることも血圧が上がって心臓に負担がかかるので気をつけましょう。
おやつ類も気をつけて!
人の食べ物(パンやウインナー類、はんぺんやかまぼこなどの加工品など)
塩分に注意
塩分(ナトリウム)が過剰に含まれる食事は血圧を上昇させたり、体内に水分が溜まりやすくなる症状(腹水や浮腫や肺水腫)を引き起こします。
人間にとっては少量の塩分でも、体格の小さなワンちゃんには思いの外、塩分の摂りすぎとなることがあります。
人間も塩分の取り過ぎは身体に悪いので普段から減塩の食事を与えるようにしていきましょう。
心臓の健康維持に必要な栄養素(タウリンなど)を添加した心臓病用の療法食がおすすめです。
ワンちゃんに合った最適なフードについてかかりつけのホ-ムドクターに相談しましょう。
生活環境に気をつけましょう
暑過ぎるのも寒過ぎるのも心臓への負担を大きくします。
ワンちゃんにとって厳しい暑さ、寒さは大敵です。
私が子供の頃は、外で飼われてた事がほとんどでしたが、今はお家の中で飼われる割合のほうが多くなったのではないでしょうか?
エアコンがあるお家の中では快適に過ごせることができますので上手にご利用いただき、温度や湿度管理には十分注意してあげましょう。
一般的にワンちゃんの快適な温度は15~23度くらい、ネコちゃんの場合は25度くらい、湿度は共に50~60%くらいだといわれています。
犬種や育った環境などの要因によって個体差がありますので我が家流のエアコン活用で心地よい環境を作ってあげてくださいね!
ストレスをためないようにする
人間もそうなのですが血圧や心臓の機能を支配しているのが自律神経です。
この自律神経の働きに最も悪影響を及ぼすものが「ストレス」です。
私が子供の頃45年以上前ですが「ストレス」なんて聞いたことがなかったし、テレビやラジオでも言ってなかった記憶があります。
いつからでしょうね「ストレス」を理由にいろんなことの原因にしだしたのは?
ワンちゃんの話に戻りますが、心臓が悪いことで、運動や食事など、いろいろな制限が必要になることがあります。
そのことがワンちゃんにとって、「ストレス」にならないようにするためは、飼い主さんの接し方、表情がポイントになります。
「幸せに暮らせる時間を少しでも長くしてあげましょう」
「毎日をできるだけ明るく楽しい気持ちで過ごさせてあげる」
できるだけワンちゃんがご家族の温かな笑顔に包まれ、幸せを感じられる生活を心がけてあげるようにしましょう。
ワンちゃんは、良く見てますよあなたのこと、僕たちの事を優しい眼差しで!
私達もワンちゃんのことを暖かく優しい気持ちで見守っていこうではないですか。
定期的な検診をする
人間もそうですが、年を取ると毎年の健康診断は大切ですね。
私達も、小学生のうちから簡単な検査ですが毎年健康診断受けてましたよね?
ワンちゃんも大切なあなたの家族です。
毎年の、又は半年ごとの定期的な聴診や胸部レントゲン検査、心電図検査、超音波検査、血液検査などを受けさせてあげることで、病気の早期発見にも繋がり健康で長く元気でいてくれることになりますので定期的な健康診断は必要だと思います。
もしかして心臓病なの? 自宅でできるチェック方法
うちのワンちゃん「心臓病」かも?
そう思ったときにお家でできるチェック方法は何があるのか調べてみました。
呼吸数をチェック
呼吸数と心不全には密接な関係があり、心臓の状態が悪くなってくると、呼吸数は上昇します。
呼吸数は安静時(寝ている時など)に1分間おなかの上下回数を数えます。
1分間数えるのが難しい時は、15秒間数えて4倍したり、30秒間数えて2倍にしたりします。
ワンちゃんの標準呼吸回数は小型犬で20~30回/分、大型犬で15回/分と言われています。
呼吸数が多い場合は、呼吸器系や心臓疾患など様々な病気の可能性があります。
40回を超えた時は心不全を示す危険なサインとなり、救急対応が必要だと思われます。
呼吸も安静時に測ります。理想は寝ている時、または伏せの姿勢でボーッとしている時です。「スー・ハー」という呼吸音を
1回として数えます。音が聞こえにくい時は、胸が膨らむ回数でもOKです。
興奮した時や運動をしたあとに舌を出して「ハァハァ」する荒い呼吸は、パンティングという体温を下げるための行動で、
問題のないケースがほとんどです。
脈拍(心拍)をチェック
脈拍は安静時に足の付け根の股動脈に指をあてて、1分間測ります。
1分間測れないときは、15秒間数えて4倍したり、30秒数えて2倍したりします。
股動脈がわかりにくい時は、心拍を数えたり、聴診器などを利用したりします。
ただし、不整脈などの異常がある場合、心拍と脈拍に差が出来てしまいます。
わんちゃんの安静時の平均脈拍数は小型犬で80~120回/分、大型犬で60~90回/分、と言われています。測定時は、回数だけでなくリズムや強さ等にも注意しましょう。
散歩のときの様子をチェック
ワンちゃんが心臓の病気になったときに「運動不耐性」というものがあります。
心臓に負担がかかって、物凄く疲れやすくなった状態です。
毎日の散歩は、ワンちゃんには外せないお楽しみの一つですよね!
そんなお楽しみのお散歩に行きたがらない、行ってもすぐに座り込む、帰りたがる。
走ったり遊んだりすると、息が切れやすい。
こんなことはありませんか?
若い頃にできてたのができなくなるのも心臓病のワンちゃんからの、サインのひとつかもしれません。
食欲不振と食べ物の偏食をチェック
人間もそうですが、体調不良になると食欲は無くなりますよね!
食欲がなくなり、体が欲しがるものばかり食べてしまいます。
偏食するんですね、体が受けつけないから。
ワンちゃんもそうなんです、食欲が無く痩せてきたら注意が必要です。
他にも食欲不振の理由は色々考えられます、高齢犬になり運動量が減って代謝率が下がるとお腹もすかないですよね。
疾患を抱えていたり、もともと消化不良を起こしやすい体質だったりすると、加齢とともに消化能力がグッと低下していきますね。
嗅覚・味覚もだんだん衰えるので今まで食べていたご飯にも喜んで反応しなくなったり、匂いを嗅いだだけで食べないといったことはよくあることです。
いつものご飯をなかなか食べてくれないなら、いつもと異なるフードをちょっと混ぜてみると違う匂いで食べてくれることはあります。
心臓病以外の病気が考えられる
高齢犬ほど病気を抱えやすく、代表的なものでいえば悪性腫瘍(ガン)、腎不全、などです。
いつもと様子が違うワンちゃん。
気になったら早めにホ-ムドクターに相談してみましょう。
先生の話を聞いて適切な対応・処置をしていただけるだけで、心配な気持ちも覚悟を持って先にすすめるようになります。
ワンちゃん心臓病まとめ
日頃から困ったトラブルはないか?
ちょっといつもと様子が違うね!
など、愛するワンちゃんのためにできる限り毎日の様子をチェックするようにしてみて下さい。
ノ-トに毎日の様子を書いていくのが1番記録と記憶にも残ります。
ワンちゃんが体調が悪くなったときにも、かかりつけのホ-ムドクターに説明するときに非常に役立ちますので日頃からワンちゃんダイアリーをつけられてみてはいかがでしょうか。
愛するワンちゃん、毎日の運動と栄養バランスの整った質の良い食事を心掛けて健康でずっと元気でいてくれるといいですね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。