エイジングケア・エイジングシャンプーどんなシャンプーがいいの?
エイジングケアシャンプーとは?
髪と頭皮の健康を保ち、健やかな状態を維持するのに必要な栄養成分を配合したエイジング効果の高いシャンプーのことです。
加齢とともに気になる、髪のボリューム・ハリ・コシがなくなってくる症状に対し効果のある成分を豊富に配合しています。
近頃よく聞く、エイジングケアってなんだろう?
「エイジング」とは加齢や老化のことを指し、
「エイジングケア」とは、年齢に応じた肌のお手入れのことをいいます。
例えば、年代によって似合う服装が変わるように、お肌も頭皮も年代に合うスキンケアやシャンプ-が異なります。
エイジングケアシャンプーを選ぶ時のポイント
エイジングケアシャンプーを選ぶ際には頭皮の悩み、髪の悩みを解消するものを選ぶのが重要です。
悩みを解決するには、問題が起こっている原因を解決できる成分が、しっかり入っているかがポイントになります。
今の髪の状態を作り出した原因の一つには、頭皮の状態が含まれてますので頭皮の状態に合ったシャンプーを選ぶことも大事なポイントです。
シャンプーの効果や効能がしっかり反映される為には、自分の髪質や状態などをきちんと把握して自分に合ったシャンプーで髪の悩みを解決して行きましょう。
エイジングケアシャンプーの選び方は、髪の悩み頭皮の悩みにあわせた目的で選びましょう!
パサつく髪の乾燥対策には保湿成分を重視して選ぶ。
年齢を重ねると肌の水分量が低下するように、髪や頭皮の水分量も減ってしまいます。
若い頃に比べると、髪や頭皮の乾燥が気になる、髪がパサつくなと感じる方も多いでしょう。
そんな方にオススメなのが、保湿成分が配合されたシャンプーです。
髪や頭皮の健康を考えたエイジングケアシャンプーには、
植物エキスや植物由来のオイルなどの「天然由来保湿成分」が使われることが多いようです。
ホホバオイルやアルガンオイルなどは、保湿だけではなく髪のツヤを出すために使用されています。
髪の細さ・薄さが気になるならハリコシ成分を重視して選ぶ。
年齢と共に髪が細くなり、それに伴い髪全体の量が少なく見えてしまう悩みを持つ方も多くいらっしゃいます。
薄毛は髪が抜けて本数が少なくなることだけが原因ではなく、1本1本の髪が細くなることも原因のひとつなのです。
対策としては、髪にハリやコシ、ボリュームをあたえてくれる成分が配合されたエイジングケアシャンプーがオススメです。
ヒト型ナノセライドやアミノ酸成分、頭皮の状態を整える植物エキスなどが配合された製品を選ぶと良いでしょう。
髪のベタつきが気になる方は洗浄力を重視して選ぶ。
加齢とともに髪のベタつきや臭いが気になる方も多いようです。
髪のベタつきにはいくつかの原因があり、そのひとつにホルモンバランスの乱れがあります。
ホルモンバランスが乱れると、皮脂の過剰分泌が起こるため、髪や頭皮のベタつきの原因となります。
その場合、髪や頭皮に負担をかけずに洗浄できる成分が配合されたシャンプーがおすすめです。
ただし洗浄力が強すぎると頭皮の乾燥を促進し、その結果皮脂の分泌量が増えて髪や頭皮がベタつくこともあるので、
ほどよい洗浄力のシャンプーを選ぶことが大切です。
ノンシリコンかどうか重視して選ぶ
髪や頭皮の健康のために、ノンシリコンシャンプーを求める方が増えています。
シリコンは髪の表面をコーティングし、手触りを良くしたり髪同士の摩擦を減らしたり、
ドライヤーの熱から髪を守る役割があります。ただし、頭皮にシリコンの成分が残ると、
かゆみやフケなどの頭皮トラブルの原因となります。
シリコンもデメリットばかりではないため一概に悪いと言い切れませんが、
もし植物由来の成分でシリコンと同じように髪をコーティングすることができるのなら、
ノンシリコンシャンプーを選ぶ方が良いかもしれません。
頭皮環境に対応した成分が含まれているかを重視して選ぶ
頭皮や髪の悩みは、頭皮環境を整えることで改善が期待できます。
せっかく毎日シャンプーをするのですから、
できれば頭皮環境を整える成分が配合されたエイジングケアシャンプーを選ぶことをおすすめします。
配合成分はシャンプーによって異なりますが、植物エキスや植物オイルが配合されることが多いようです。
植物エキス・海藻エキスに含まれているビタミンやミネラルが皮膚の生まれ変わりを助ける効果があります。
シャンプーは何でできている?
シャンプーは基本的に水、界面活性剤、その他の3つから作られています。
水(60%)
シャンプーの土台となる部分です。
界面活性剤(30%)
シャンプーの洗浄剤としての役割を担う部分。ここでシャンプーの良し悪しが決まるといっても過言ではありません。
その他(10%)
保湿成分や髪にいいとされているエキスや香料など、シャンプーの個性を作り上げていく部分
シャンプーの成分表について。
パッケージに表示されている全成分表示記載の順序として
挙げられる記載法としては、下記の 3つがあります。
①全成分を配合量の多い順で記載する。
②配合量の多い順に記載して、配合成分 1%以下は順不同で記載する。
③着色剤以外の成分を配合量の多い順に記載し、その後に着色剤を順不同に記載する。
成分表の1~10番目までに、前述の名前が記載されているシャンプーを選びましょう。
パッケージなどをしっかり確認し、頭皮環境を整える成分が入ってるかチェックしましょう。
【おすすめしたいシャンプー成分】頭皮と毛髪も含む。
・グルタミン酸系
ラウロイルグルタミン酸Na
ココイルグルタミン酸TEA
・アラニン系
ラウロイルメチルアラニンNa
ココイルメチルアラニンTEA
・グリシン系
ラウロイルサルコシンTEA
ラウロイルサルコシンNa
ココイルサルコシンTEA
ココイルサルコシンNa
ココイルグリシンK
・タウリン系
ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルタウリンNa
ココイルメチルタウリンタウリンNa
・アスパラギン酸系
ラウロイルアスパラギン酸Na
シャンプーの選びかた・シャンプーの種類で選ぶ
シャンプーは大きくは3種類に分けることができます。石鹸系、高級アルコール系とアミノ酸系それぞれの特徴を確認し、納得できる種類のシャンプーを選びましょう。
洗浄力が高めな石鹸系
天然由来の石鹸系シャンプーは、肌にやさしいことが特徴です。
石鹸はアルカリ性なので、脂汚れを良く落とす性質があります。頭皮の皮脂が気になる方は、
石鹸系シャンプーを使用することで、すっきりと洗い流すことができるでしょう。
脂肪酸や石鹸素地と表記されていることが多いです。洗浄力は高めですが、そのぶん髪の毛がきしみやすい傾向にあるようです。
頭皮に石鹸カスが残ると頭皮トラブルの原因となるので、しっかりと洗い流しましょう。
高級アルコール系
高級アルコール系シャンプーは石鹸系と同じように洗浄力は高め。ラウレス硫酸などと表記されています。
石鹸系に比べると、きしみにくいことで知られていますが、はやり皮脂が多めの人向きのものが多いです。
ノンシリコンシャンプーや天然由来成分だけでつくられたシャンプーが人気を集めてからは、
やや敬遠される傾向にあります。メリットは、低価格で泡立ちが良く、洗浄力も高めで使い勝手が良いことです。
毎日使う消耗品ですから、価格の安さは大きなメリットとなるでしょう。
頭皮に悪いイメージが強いかもしれませんが、特別敏感な方やアレルギーを持っている方以外は、
多くの方が刺激を感じることなく使用できます。
ちなみに高級アルコールの「高級」は、価格が高いという意味ではなく「分子が大きい」という意味で使われています。
はだにやさしいアミノ酸系
アミノ酸系シャンプーは、他の種類のシャンプーに比べるとやや価格が高いですが、
多くのエイジングケアシャンプーに使われています。脂肪酸とナトリウムにアミノ酸を結合させたもので、グルタミン酸やメチルアラニンなどと表記されています。
洗浄力は弱いので、沢山汗をかいた日などは2度の洗髪がオススメです。
低刺激で髪や頭皮にやさしいことが特徴です。また、髪を外側からコーティングして整えるのではなく、
髪本来の健康を取り戻し、内側から強くする働きが期待できます。
また、アミノ酸系シャンプーは弱酸性の性質を持つため、リンス不要タイプが多いのも特徴です。
乾燥した地肌をやさしく洗って、保湿もしてくれるから。肌と同じ弱酸性なので、頭皮にやさしいと言われています。
肌質にあわせたオススメのシャンプー選び方
肌質に合ったオススメのシャンプーはどんなシャンプー
頭皮のトラブルや髪の悩みは、自分に合ってないシャンプーを使用していると起こります。
みなさん肌の状態が違いますので、自分の肌質に合ったシャンプーを選ぶことが重要です。
皮脂が多めの方は適度な洗浄力があるシャンプー
皮脂が多めの方は、つい洗浄力が高い製品を選んでしまいがちです。
しかし、洗浄力が高すぎるシャンプーは頭皮にとって必要な皮脂まで落としてしまうために、
かえって皮脂の分泌を促進してしまいます。さっぱりと洗いたい方は、
適度な洗浄力がありスッキリした使用感の製品を選ぶと良いでしょう。
敏感肌なら低刺激性のシャンプー
敏感肌の方は、アミノ酸系の洗浄成分を使用した低刺激性のシャンプーがオススメです。
ただし、現在皮膚疾患があり通院している方は、かかりつけの医師に相談してからシャンプーを選んでください。
乾燥肌なら保湿成分配合のシャンプー
乾燥肌の方は、頭皮も乾燥していることが考えられます。
髪はもちろん頭皮の乾燥にも効果が期待できる、保湿成分が配合されたシャンプーを選びましょう。
使い続けられる価格帯のものを選ぶ
エイジングケアシャンプーは、ぜいたく品ではなく毎日使う消耗品なので、
価格も重要なポイントとなります。どれだけ髪や頭皮に良い製品でも、
価格が高すぎては使い続けることができません。納得できる価格帯の製品
長い目で考えて、家計を圧迫しない程度のものを選びましょう。
シャンプー選び方のまとめ
髪の特性は人それぞれ違いますし、髪に関するお悩みもまた異なります。
さまざまなシャンプーの特徴を知り、自分の髪のお悩みに合った商品を選んでください。
毎日の髪の洗い方や、洗う前後のケアにもこだわることで、健康で美しい髪の毛を維持できるようになります。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。